公開ベンチマーク
購入ページ監査ベンチマーク
監査ラボの公開ルールセットと、合成データでのベンチマーク。実企業・実URLを含まず、実ウェブの精度推定ではありません。
概要
購入ページ監査ラボは、購入ページのテキストやHTMLを端末内だけで点検し、焦らせる表示や自動更新などの「確認が必要な兆候」を提示するツールです。このページは、その裏側にある公開ルールセットと、合成データでのベンチマーク結果を透明性のために公開します。
関連する公的動向(EU DFA・米国 Click-to-Cancel・日本の消費者庁注意喚起など)は更新ブリーフで追跡しています(法的判定ではなく購入判断の補助)。ルールとの対応はエビデンスパックも参照。
合成データであること(重要)
このベンチマークは合成されたHTMLフィクスチャのみを用いています。実在する企業名、実在する購入ページのURL、実サイトのクロール結果は一切含みません。したがって、ここでの精度・適合率・F1は実際のウェブ全体での検出性能を推定するものではありません。あくまで「エンジンが既知のパターンでどう動くか」を示す内部的な透明性資料です。
ベンチマーク指標(合成・自己作成)
フィクスチャ数: 21 / エンジン: 1.0.0 / ルール: 1.0.0(合成データセットでの値)。
1適合率 precision
1再現率 recall
1F1
| ルール | カテゴリ | 検出 | 誤検出の注意 | 適合率 | 再現率 | F1 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 期限・残り時間による焦り | urgency | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 在庫・人数による希少性あおり | scarcity | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 社会的証明あおり | social-proof | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 断りにくい表現(コンファームシェイミング) | nagging | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| あらかじめ選択された継続・オプトイン | preselection | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 無料トライアルの自動有料化 | recurring | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 総額に含まれない手数料・送料(ドリッププライシング) | hidden-cost | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 解約・返品条件の不明示/妨害 | obstruction | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 低コントラストの重要開示 | accessibility | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 隠された広告・タイアップ表示 | disclosure | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| まとめて同意・デフォルト選択 | consent | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| アカウント作成の強要 | pressure | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 誘導的なボタン配置・見出し | hierarchy | 自動 | 1 | 1 | 1 | |
| 繰り返しの催促(ナッジング) | nagging | 自動 | 1 | 1 | 1 |
「検出」列の「目視」は、静的解析だけでは判定せず、利用者が手動で確認する項目です。法的な判定(違法・詐欺など)は行いません。
公開ルールセット(14項目)
監査ラボが用いるルールの一覧です。いずれも「違反を断定する」ものではなく、「確認が必要な兆候」を検出します。
- 期限・残り時間による焦り(urgency) — 購入判断を急がせる表示(カウントダウン・残り時間・今だけ)があるか確認します。
- 在庫・人数による希少性あおり(scarcity) — 在庫僅少・残り人数など、希少性を強調する表示を確認します。
- 社会的証明あおり(social-proof) — 「みんなが」「売れ筋」など社会的証明であおり購入を促す表示を確認します。
- 断りにくい表現(コンファームシェイミング)(nagging) — 「登録しないのはもったいない」等、断りにくくする表現を確認します。
- あらかじめ選択された継続・オプトイン(preselection) — 初期状態でチェック/選択されている継続課金・オプトインを確認します。
- 無料トライアルの自動有料化(recurring) — 無料トライアルが条件なしで自動的に有料化する仕組みを確認します。
- 総額に含まれない手数料・送料(ドリッププライシング)(hidden-cost) — 表示価格に含まれない送料・手数料・税別など、総額が不明確な表示を確認します。
- 解約・返品条件の不明示/妨害(obstruction) — 継続課金があるのに解約・返品条件が見つからない、または手段が制限されている場合を確認します。
- 低コントラストの重要開示(accessibility) — 重要な条件が小さな文字・背景に近い色で読みにくく開示されている場合を確認します(アクセシビリティ観点)。
- 隠された広告・タイアップ表示(disclosure) — 広告・タイアップ・PRであることが十分に示されていない発信を確認します。
- まとめて同意・デフォルト選択(consent) — 複数項目をまとめて同意させる、またはデフォルトで選択されている同意を確認します。
- アカウント作成の強要(pressure) — 購入にアカウント作成を必須とし、ゲスト購入をさせない圧を確認します。
- 誘導的なボタン配置・見出し(hierarchy) — 目立つ購入導線と目立たない詳細・条件への差を確認します。
- 繰り返しの催促(ナッジング)(nagging) — 離脱時に繰り返し購入を促すポップアップ等を確認します。静的解析では検出困難なため手動確認とします。
データセットを取得
CC BY 4.0 で公開しています。教育・分析利用を想定します。
- audit-benchmark-v1.json
- audit-benchmark-v1.csv
- audit-evidence-pack.json(ルール+ベンチマーク+方法をまとめたエビデンスパック)
- audit-evidence-pack.md(人間・エージェント向け平文)
方法と限界
- エンジンは単一のソース(scripts/audit-engine.mjs)からブラウザ用・拡張機能用・CLI用に共通化されています。
- 入力テキスト・HTMLは端末内でのみ処理され、外部には送信されません。
- 法的な判定(違法・詐欺・消費者契約法違反など)は行いません。「確認が必要な兆候」のみを提示します。
- ベンチマークは閉じた自己作成セットであり、実際のウェブでの精度・適合率・F1を推定するものではありません。
- 実在する事業者名を含むランキングや、robotsを無視したクロール、ログイン後の画面の収集は行いません。
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